現在、施設画像評価に用いているファントムは、2つのファントム(ACR、JRS推奨ファントム)を目視評価で行っています。平成24年4月1日開始のソフトコピー施設画像評価に合わせ、精中委は、定量評価の定着を目指し、欧米等が取り組んでいる最新情報でDMQCファントムを開発いたしました。
各施設で日常的、定期的な品質管理が行いやすい、画像データ解析ソフトも開発いたしましたので、一般に販売を始めることになりました。
ぜひ、ご購入いただき、画像の保証をしていただければ幸いです。
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乳がん検診の信頼性を継続するには、精度管理を一定水準で継続することが最重要です。そのポイントは高診断付加価値画像の提供と、その画像を得る線量を技術的・経済的に許す範囲内で最少にすることです。
臨床の照射条件から正確な平均乳腺線量を計算で求めることは困難ですが、今回その平均乳腺線量を、簡単な方法で求める計算盤を千代田テクノル社が開発しました。それを用いると照射条件から平均乳腺線量が求まり、逆引きの平均乳腺線量から照射条件をも求めることができます。これを用いると照射条件と平均乳腺線量の関係が大まかですが、把握することができます。是非、可能な範囲で少線量での照射を実現いただければと思います。
その計算盤を「AGDめやす盤」として精中委が皆様に提供することといたしました。
是非”撮影の友”としてご使用いただければ幸いです。
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去る3月11日に発生した東北・関東大震災で被災された皆様へ心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、最愛の方を失った方々に哀悼の意を捧げます。また福島原発の危機が早期に終息することを合わせて祈念しております。
さて、今回の東北・関東大震災の想定をはるかに越えた全容が明らかになるにつれて、予定していました下記の講習会は中止または延期となりました。
そこで被災された読影医師、撮影技師および施設の更新を猶予することにいたしました。詳細な猶予期間等は状況を見ながら判断したいと思います。
皆様におかれましては、それぞれのお立場で被災された方々の救護並びに復興支援活動に尽力頂けますよう祈っております。
読影部門
- 6月18-19日(東京 )平成23年度第1回東京都マンモグラフィ読影医師講習会 東京都
技術部門
- 3月25-27日( 東京 )第18回マンモグラフィ撮影技術講習会 財団法人日本対がん協会
- 5月14-15日(東京 )平成23年度第1回東京都マンモグラフィ撮影技師講習会 東京都
- 5月21-22日(東京 )第52回撮影技師更新講習会 精中委
- 6月 4-5日(埼玉 )東京・埼玉マンモグラフィ検診従事者講習会 埼玉技師会、技術学会東京部会